【弘前市】藤田記念庭園 匠館2階ギャラリーで、津軽塗後継者育成研修事業 令和6年度 成果発表会が開催されています。入場は無料です。最終日は3/2(日)15時までです。
2025年2月27日(木)〜3月2日(日)まで、津軽塗後継者育成研修事業 令和6年度 成果発表会が開催されています。入場は無料です。
今回の成果発表会では、青森県漆器協同組合連合会が取り組んでいる津軽塗育成研修事業の研修生4名の作品が展示されています。講師は、鈴木 滋さんです。
こちらは、津軽塗を制作するために必要とされる漆の木と実です。
津軽塗を制作する為に使用される道具類が展示されていました。漆を塗るヘラや、模様をつける為の道具類です。津軽塗は、代表的な4種類の技法(唐塗、七々子塗、錦塗、紋紗塗)をもち、これらを基に作られているそうです。
津軽塗の制作過程が、展示されていました。津軽塗で用いられる「研ぎ出し変わり塗り」という技法は、幾重にも塗り重ねた漆を平滑に研ぎ出して模様を表す方法です。美しい津軽塗が出来上がるまでには、こうした手間と高度な技術が必要だそうです。
七々子塗を基本とした錦塗は、錦風の豪華な雰囲気の塗りが特徴です。七々子塗に見え隠れしながら浮かび上がる模様は、優美ですね。
こちらは、津軽塗の代表格 唐塗のお椀とプレートです。唐塗は、独特の複雑な斑点模様が特徴です。斑点模様が重なった色合いには、深みを感じますね。
こちらは、色彩豊かな唐塗の下駄です。斑点模様が作り出す色彩や、重なり合った色相が非常に綺麗ですね。
鮮やかな色彩や現代的なデザインの津軽塗も展示されていました。津軽塗を後継する若手達の意欲を感じます。
会場は、藤田記念庭園 匠館2階ギャラリーです。最終日は、3月2日(日)15時までとなっています。発表会では、販売は行なっていません。この機会に、津軽塗後継者育成研修事業 令和6年度 成果発表会に参加してみませんか?
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