【弘前市】弘前市の歴史をデジタル化!?「おくゆかしき津軽の古典籍」が公開中!
本州の最北として豊かな文化をはぐくんできた弘前市。その歴史をまとめた『新編弘前市史』という通史編をフルテキスト化するとともに、近世部分までの資料とあわせた歴史的な資料が電子書籍化されました。
弘前図書館では平成28年度から、所蔵する貴重な古文書・古典籍・絵図等のデジタル化を進め、「おくゆかしき津軽の古典籍」にて公開していました。今回、新たに市立図書館所蔵の「弘前藩庁日記」・「分間御城之図」・「御郡中絵図」・「弘前大絵図」など主要な絵図、藩政期の弘前城の補修にかかわる資料が37点も高精細デジタル画像化され、これにより、インターネット上で目録や検索結果一覧から原本や引用史料の高精細画像へ、アクセス・閲覧することができるようになりました。
デジタル化にともない、年表を含め市史の本文を対象に横断検索・閲覧ができるようになったそうです。また、すべてではありませんが、各史資料に、弘前大学の先生方が書かれた詳細な解題もあるそうです。「おくゆかしき津軽の古典籍」サイトでは、「弘前藩庁日記」などの古文書や絵図、青森県指定文化財となった絵巻「紙本著色弘前八幡宮祭礼図巻」、弘前の歴史をまとめた「新編弘前市史」等に加え、併設の郷土文学館で展示される近現代の「津軽文士」について、一部の原稿や遺品をあわせて掲載されています。
2021年10月には、「弘前藩庁日記」のうち、寛延3年(1750)~文化5年(1808)の708冊を新たに追加しているそうですよ。弘前が誇る貴重な資料。ぜひ一度ご覧になってみて、古に思いを馳せてみるのは、いかがでしょうか。