【弘前市】平川市で全国初の試み 子宮頸がんワクチン接種キャッチアップ

子宮頸がんワクチンが公費助成が受けられる定期予防接種となったのは2013年4月。12歳〜16歳の女性が対象となっていました。子宮頸がんは、乳がんに続いて2番目に多く、特に若い女性に多いがんです。

子宮頸がんの予防ワクチンである「HPVワクチン」は、子宮頸がんの原因となるヒトパピローマウイルスへの感染を予防するもので、ウイルスへは一般的に性行為で感染します。国ではワクチン接種を定期予防接種の対象としましたが、副反応による体調不良が相次いだことから、スタートから2ヶ月後には積極的な接種を差し控えられていました。このことから、ワクチン接種対象者に対する個別通知がされていない状態が続いていました。

予防接種1

画像はイメージです

気になる副反応ですが、軽度のものは一定の頻度で起こることがわかっており、ワクチン接種後に見られる主な副反応としては、発熱や接種した部位の痛み・腫れ、注射の痛み・恐怖・興奮などをきっかけとした失神があります。国では「接種に当たっては有効性とリスクを理解した上で受けてください。」と呼びかけています。リスクはありますが対象者に通知が行われない事で、公費接種の機会を逃してしまった方に対して、平川市では令和3年度に限り、特例として接種費用の助成が行われる事となりました。この取り組みは全国でも初めてです。

対象は平川市に住所を置く17歳から19歳の女性(平成14年4月2日から平成17年4月1日生まれ)で個別に通知されるそうです。ワクチン接種は、原則6カ月の間に3回の接種が必要とされており、令和3年1月1日~令和4年3月31日までに接種した方が対象。

注射器とワクチン

画像はイメージです

副反応からワクチン接種をする人は少ないですが、これをきっかけに対象者と知らなかった方に伝わり、接種を考えるきっかけとなるといいですよね。平川市では3回分全ての助成を受ける為には9月末までに1回目の接種をするよう呼びかけています。

2021/08/11 11:20 2021/08/12 09:20
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