【弘前市】住宅街の小さなパン屋さん パン工房June
弘前市西城北の住宅街に2020年12月10日にオープンした「パン工房June(ジュネ)」。大通りでもなく、目立つ建物もない住宅地にポツンと目立つ赤いテントのお店が。ここがパン工房Juneさん。1日30〜40種類ものパンを毎朝おひとりで焼き上げています。どうしてこの場所にお店をオープンされたのか取材に伺いました。弘前市内のお店でパン職人の道をスタートされ、キャリアは10年ほどになるそうです。パン屋さんという職業を選ばれた理由を聞くと、あっさりと「たまたまです」とのご返答が!てっきり職人の道を選ばれる方は、憧れの職業なのかと思っていたのですが、仕事の選び方は人それぞれ。たまたまの出会った仕事が、一生の仕事になったそうです。パン屋さんの朝は早いと言いますが、Juneさんは毎朝早朝に起床し、オープンの9:00までに、おひとりで30〜40種類ものパンを焼いています。よくパン屋さんは、オープンしてからもコンスタントにパンを焼き続けているイメージですが、Juneさんは「オープン当初は作りながら営業していましたが、お客さまがいらっしゃるタイミングによって発酵させ過ぎてしまったり、焼き上がったパンをオーブンから出すタイミングが合わなかったりと、ひとり営業ならではの問題にぶつかり、現在の形に落ち着きました。」と試行錯誤の結果、オープン時間にはその日に売るパンが全て揃っている状態でのスタートに決められたそうです。
オープンしたのはコロナ禍真っ只中。どうしてこの時期だったのでしょうか。「パン屋はオーブンや発酵器など設備投資にコストがかかるが、コロナ禍で経済が下火の時にスタートすることで今以上悪くなることがないと思いました。この状況で少しでも利益を出せたら、景気が持ち直してきた後が楽になるという気持ちもあった。」と話してくださいました。店頭に並ぶパンは、シンプルで食べ飽きないものを目指しているそうです。流行り物やSNS映えするものを考案するより、食べたい時に食べやすい味と価格を大切にされています。お店は不定休ですが、急遽お休みになった場合でもパンが買えるチャンスが!それが、店頭左手にあるショーケース。急遽お休みする時にパンが残っていると廃棄になってしまう事もありますが、Juneさんはショーケースで無人販売という形でも販売されることがあるんです。なので、もしお店がやっていなくても、ショーケースにはパンがある事もありますので、がっかりせずに店頭でしっかりチェックしてみてくださいね。また、店頭にあるガチャガチャにはクーポン券が入っており、1回100円でそれ以上お得になるクーポンも入っています!お会計前にやってみたり、クーポンの内容でパンを選ぶというのも楽しいですよね。
2021年11月27日〜28日には初となるイベント出店、サンロード青森で行われる「2021パンふぇす〜冬〜」に出店も決まっています。懐かしいパンや、新しい味に出会えるパン屋さん、パン工房Juneでお好きなパンを見つけてくださいね。
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