【弘前市】弘前藩第9代藩主津軽寧親は、お手製のカステラを贈答していた! 9/21まで、高岡の森弘前藩歴史館で、企画展「藩主のたしなみ」が開催されています。

藩主のたしなみ 2025年7月9日(水)~9月21日(日)まで、高岡の森弘前藩歴史館で、企画展「藩主のたしなみ」が開催されています。今回の展示では、歴代藩主らによる武芸・交際・芸術・教養などに着目し、藩主ゆかりの品々が紹介されています。

藩主のたしなみ 津軽承昭(つがるつぐあきら)の紺糸威具足兜付(こんいとおどしぐそくかぶとつき)です。この甲冑は、生家である細川家の細川忠興(ほそかわただおき)が着用した越中流を踏襲したスタイルで、胴に袖がないのが特徴です。兜の上に鳥の羽を飾り、全体的にシンプルで、機能性と独特の優美さを備えています。

藩主のたしなみこちらは津軽家の杏葉牡丹紋のついた馬具、牡丹紋付鞍(ぼたんもんつきくら)です。津軽信政(つがるのぶまさ)所用と考えられています。

藩主のたしなみ今回の企画展で注目したいのが、弘前藩第9代藩主 津軽寧親(つがるやすちか)です。寧親は政治のみならず、芸術文化にたしなみがあり、才能を発揮した藩主です。

藩主のたしなみこちらは、寧親が作成した厨子入千手尊灰像(ずしいりせんじゅそんはいぞう)です。また、和歌や絵もたしなんでいました。

藩主のたしなみ興味深いのは、こちらの書状。この書状は赤穂藩主、黒石藩主、福山藩主が寧親に宛てたものです。内容は「寧親公お手製のお菓子は、見事でした。」「寧親公お手製のカステラは、結構な出来栄えでした。」「寧親公お手製のお菓子は、御手際感心。御作方万事珍敷。」というもの。寧親は、お菓子やカステラを作って、贈答していたようです。お菓子作りも上手だったようです。

藩主のたしなみ弘前藩第5代藩主 津軽信寿(つがるのぶひさ)は、多くの絵や書画を残したことで知られています。信寿の描いた昇降龍図からは、プロ顔負けの画力を彷彿とさせます。

藩主のたしなみ小規模の企画展ながら、藩主がどのようなたしなみを持っていたか知ることのできる、興味深い展覧会です。この機会に、企画展「藩主のたしなみ」を鑑賞しに行きませんか?

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