【弘前市】10/31~11/2まで、旧紺屋町消防屯所で、津軽塗技術保存会 秋の特別発表会が開催されています。アトリエでは、津軽塗の研修も行われています。
2025年10月31日(金)〜11月2日(日)10:00〜15:00まで、旧紺屋町消防屯所で、津軽塗技術保存会 秋の特別発表会が開催されています。
津軽塗技術保存会は津軽塗の保持団体として認定されており、古津軽塗の調査や技術再現事業、研究の成果発表に取り組んでいます。
津軽地方の伝統的な漆器であり、300年以上の歴史がある津軽塗は、平成29年に国の重要無形文化財に指定されました。
重要無形文化財の保存と継承の一環として、旧紺屋町消防屯所のアトリエでは津軽塗の研修が行われています。この日も津軽塗職人の指導の元、津軽塗の技術を習得する生徒の姿がありました。
津軽塗は下地処理から模様付け、研ぎ出しまで、一連の工程を一人で手作業で行うそうです。
今回の発表会では、塗部門研究生が製作した作品が多数展示されています。研究生が作ったこちらの漆器は、黄や緑の色合いが鮮やかで唐草模様が美しい作品ですね。
昭和8年(1933年)頃に建築され、かつて消防屯所であった建物内には、当時使用された消防服や半鐘も常設展示されています。
弘前公園西濠の北端に位置した旧紺屋町消防屯所は、弘前市の「趣のある建物」に指定されています。弘前公園では、11月9日(日)まで弘前城菊と紅葉まつりが開催されています。 津軽塗技術保存会に興味のある方はホームページを参照して下さい。次回の発表会も楽しみですね。
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