【弘前市】岩木山神社の隣にある求聞寺は、津軽三十三観音霊場第三番。丑、寅年の守り本尊です。初秋は、鬼灯(ほうずき)が色づいて綺麗です。
岩木山神社の隣にひっそりと佇むお寺があります。津軽三十三観音霊場第三番の求聞寺(ぐもんじ)です。寺でありながら、入り口に鳥居や狛犬のいる、なかなか珍しい寺院です。
鳥居をくぐると、お地蔵様たちが参詣者を迎えてくれます。手付かずの森林に佇む地蔵たち。独特の表情をたたえて微笑む姿は、神秘的です。
鬱蒼とした雑木林に囲まれた石階段を登り詰めると、求聞寺の境内に辿り着きます。
津軽二代藩主信牧公の創建と考えられており、津軽三十三観音霊場第三番の他、津軽八十八カ所霊場第六十六番、津軽七福神霊場大黒天奉安所、津軽弘法大師霊場第九番となっています。
さらに丑、寅年の守り本尊として信仰を集めているようです。境内には、立派な牛(丑)と虎(寅)の彫像があります。
ご本尊には虚空蔵菩薩を祀り、末社には観音堂があります。虚空蔵菩薩様は、福・徳・知恵を授け、開運や縁結びのご利益があるそうです。観音様は、人々を救う慈悲深い仏様です。(左が観音堂、右は絵馬堂)
初秋の季節は、本堂の前の鬼灯(ほうずき)が、色づき初めて綺麗ですよ。境内には住職が駐在していて、数珠やお守りの授与を行なっています。おみくじもあります。岩木山神社に参拝の際は、こちらの寺院も立ち寄ってみませんか? 御利益があるかもしれませんね。
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